諸大名など身分の高い人が泊まった公認の宿舎を「本陣」といいます。中山道随一の京風庭園として名高く、かつて皇女和宮や明治天皇がお立ち寄りになりました。回遊式庭園から見るお庭の植物も江戸時代からそのまま受け継がれており、当時がしのばれます。
下諏訪観光モデルコース
コース合計時間約5.5時間
下諏訪の中山道を歩く
和田宿から下諏訪宿までの道のりはは約20km。険しい山の中にあり、中山道中で最大の難所とされてきました。このコースでは、下諏訪町内から公共交通機関で行ける最北のチェックポイント「浪人塚」からスタートし、下社御柱祭のクライマックス「木落し坂」を経て、岡本太郎を驚嘆させた「万治の石仏」、下社両宮から宿場の街並みを抜け、「本陣」、「魁塚」など下諏訪の主要な史跡を巡りつくします。
※E-bikeを使えば所要時間は半分以下!しもすわ今昔館おいでやで貸出中。数に限りがございます。
0266-27-0001までお問い合わせください。
コース合計時間約5.5時間
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01
樋橋駅 (バス停)
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02
浪人塚~樋橋茶屋跡~一里塚
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03
木落し坂
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04
諏訪大社下社春宮
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05
万治の石仏
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06
下諏訪宿本陣
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07
中山道甲州道中合流之地
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08
宿場街道資料館
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09
諏訪大社下社秋宮
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10
魁塚 (さきがけづか)
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11
周辺の公衆温泉浴場
01
樋橋駅 (バス停)
下諏訪駅より下諏訪町循環バスあざみ号(萩倉・星が丘線)で約25分。樋橋地区は、中山道の和田峠登り口にできた茶屋を中心に栄えました。下車後、来た道を戻るように坂を下っていきましょう。
02
浪人塚~樋橋茶屋跡~一里塚
幕末の頃、尊王攘夷を掲げ水戸藩を脱藩した浪士軍が、高島・松本藩と激突。その戦死者を偲んで建てられたのがこの浪人塚です。そこから約10分で茶屋本陣跡を左手に通過、さらに歩みを進めること25分。江戸より54里(212km)であることを示す一里塚が見えてきます。あと一里で下諏訪宿だと励まされた旅人も多かったことでしょう。
03
木落し坂
ここでは下社御柱祭のクライマックス「木落し」が行われます。長さ100m、傾斜35度と足がすくむほどの急坂を、10トンを超える巨木にまたがり、勇ましい氏子たちが一気に滑り落ちます。、頂上の御柱の模型にまたがれば臨場感もひとしおです。
04
諏訪大社下社春宮
ここ春宮は下社最初の鎮座地であると伝えられ、杉の古木をご神体としています。幣拝殿と片拝殿は国の重要文化財に指定されており、毎年2月1日には秋宮より神様をお迎えする遷座祭が行われます。浮島社、万治の石仏へは境内の小道をご利用ください。
05
万治の石仏
春宮横の田んぼの中に鎮座する阿弥陀如来の石仏。高さ約2mの自然石にちょこんと頭を乗せた姿がユニークでどこか味わい深く、芸術家の岡本太郎をはじめ、各界の著名人が絶賛したことから広く知られるようになりました。
06
下諏訪宿本陣
07
中山道甲州道中合流之地
江戸から甲斐路を抜けて下諏訪に至る甲州街道(かつて甲州道中と呼ばれていました)との合流地点。主要な二つの道筋が交差する下諏訪宿は、道中でも屈指の規模を持つ宿場町として栄えました。
08
宿場街道資料館
江戸時代の宿場民家を保存する資料館。宿場関係を中心に街道、温泉などの貴重な歴史民俗資料が保存・展示され、当時の様子を知ることができます。
09
諏訪大社下社秋宮
4宮ある諏訪大社の一つでイチイの古木をご神体としています。三方切妻造りの神楽殿、幣拝殿は国の重要文化財に指定されています。樹齢800年の寝入りの杉、日本一の青銅製の狛犬など見所はたくさん。毎年8月1日に春宮から神様をお迎えする遷座祭(お舟祭り)が行われます。
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魁塚 (さきがけづか)
明治維新の折、官軍の先鋒として年貢半減などを掲げ江戸へと向かった赤報隊が、維新政府により斬首されたのがこの地。赤報隊を率いる相楽総三らを偲んで建てられた塚です。相楽塚(さがらづか)とも呼ばれています。
11
周辺の公衆温泉浴場
菅野温泉、新湯、児湯、旦過の湯など、下諏訪には公衆浴場がたくさん。なんと280円で源泉かけ流しに入れます!時間がない方は足湯もおススメです。
下諏訪自慢の公衆浴場については下記リンクから。