ゴールデンウイーク前に営業を開始したビジターセンターですが、早いもので１１月５日（日）が今シーズン最終営業日、そして冬季閉鎖期間となります。八島湿原一帯の生き物も冬支度をし始めているようです。また、今は北から渡ってきた小鳥たちの愛らしい姿や美しい声に触れることができる時期です。十分に寒さ対策をしてお越しください。なお、ビジターセンター前の公衆トイレも１１月２７日（月）をもちまして冬季閉鎖期間となりますのでご注意ください。
今週は穏やかな秋晴れが続きました。
車山肩付近からの八島湿原と新雪に輝く北アルプスの峰々です。
反対側の鷲ヶ峰付近からはこんな感じです。背景は八ヶ岳、手前の台地上に人工物が見えるところが霧ヶ峰最高峰の車山です。八島湿原は上空から見るとハート形になっています。
旧御射山方面の木道を歩いているとアトリの群れに出会いました。この写真の中にも１５羽ほどの姿が見えているのですが…、分かりますか？
ビジターセンター近くのカラマツにはシジュウカラがいました。
葉を落とす前のカラマツが金色に輝いています。下の写真は湿原北側の道です。
わずかに咲き残っているリンドウ。小振りで色も淡いです。
黄から赤に変身したツルウメモドキ。飽きずに見てしまいます。
ノイバラの赤が午後の日差しに輝きます。
実や葉を落としたミズナラは、冬芽（冬を越して翌春に成長する花芽）をつけていました。
こちらのミズナラにはいくつかのヤドリギがついてました。古くからヨーロッパでは幸運を呼ぶ木といわれてきたそうです。遠景はビジターセンターからも見える鷲ヶ峰の前衛峰です。
木道のすぐ近くに鳥の巣がありました。ちょっと前までは葉が生い茂って気付きませんでした。
八島湿原周辺には２つの有名な歌の碑があるんですよ。「あざみの歌」と「山小舎の灯」です。歌碑に青空と雲が映り込んでいることに後で気付きました（撮影者も…）。
夕方に湿原を覗くと山々が赤く染まっていました。登山用語でいうところの「アーベンロート」です。八島一帯は時間帯によっても見える色が変わってきます。季節や時間をかえて何度も訪れる方が大勢いらっしゃいます。来シーズンも、皆様のお越しをスタッフ一同心よりお待ちしております。
最高気温 １７．８度 最低気温４．８度 地温 ６．０度 湿度 ３１．７％ 風向 西
風速 １．３ｍ/s